「農業をはじめて自立したい」「農業で安心して暮らせる稼ぎを得たい」
高単価な野菜、すなわち儲かる野菜は、農業に興味がある方なら誰でも興味があるテーマだと思います。
本記事では、儲かる野菜を5つ、ランキング形式でご紹介。野菜を高く売るためのコツや方法についても解説していきます。
これから農業を始めようと考えている方や、これから売上を伸ばしていきたいと考える農家の方はぜひ、参考にしてみてください。
儲かる野菜ランキング
儲かる野菜は農林水産省のデータを元に算出しました。労働時間あたりの農業所得を計算し、高い順で並べています。
年度ごとの経済状況やその土地の気候によって大きく左右されることをご了承ください。
順位 | 品目 | 農業所得・時給(円) |
1位 | ミニトマト | 約1,800 |
2位 | キャベツ | 約1,750 |
3位 | レタス | 約1,700 |
4位 | サトイモ | 約1,520 |
5位 | レンコン | 約1,500 |
1位:ミニトマト
第1位はミニトマト。少ない土地でたくさん収穫することができ、1個あたりの単価も高いため、高い収益性が見込めます。
栽培難易度は「中」
旬の夏の作業は暑くて疲れるだけでなく、流通量が増えることで単価が下がってしまいます。春や秋、冬に出荷できるようにしておくと、高単価を維持することができるのでおすすめです。
また、見た目と味の良いミニトマトは、ほとんどがハウス栽培によるもの。ビニールハウスなどの初期設備を用意しなくてはならないため、初心者農家の方は負担を感じてしまうかもしれません。
2位:キャベツ
第2位はキャベツ。手間がかからない作物として有名で、時間をあまり費やすことなく収入を得ることができます。
栽培難易度は「低」
手間がかからない分、その大きさもあり、広い畑が必要になります。
また、害虫に食べられないように、適切に農薬を使うことやコンパニオンプランツを取り入れることをおすすめします。
コンパニオンプランツについてはこちら
3位:レタス
第3位はレタス。夏場の需要が大きく、夏に出荷できればかなりの高単価で得ることができ、高い収入が見込めます。
栽培難易度は「低」
長野や北海道など、夏でも涼しい地域だと儲けるチャンスが大きいと言えます。
4位:サトイモ
第4位はサトイモ。ゆっくり育ち、害虫などにも強いため管理が楽で、作業時間が少なくすむのが特徴です。温かい気候を好み、3月〜10月までが栽培期間になります。
栽培難易度は「中」
収穫の際に掘り返すのが大変で、栽培面積が大きいと負担感を感じてしまうでしょう。
5位:レンコン
第5位はレンコン。初期費用を安く抑えることができ、2年目以降は種の費用も必要なくなるため、経費のかからない野菜です。
栽培難易度は「中」
サトイモと同様、掘り返すのが大変です。サブで育てる野菜という位置付けが良いかもしれません。
儲かる野菜の特徴
本記事では「儲かる野菜」を5つご紹介しましたが、どんな共通点があるでしょうか?
「儲かる野菜」「単価が高い野菜」の特徴は大きく以下の3つがあげられます。
儲かる野菜の特徴
- 希少価値が高い・付加価値をつけやすい
- 経費が安く済む
- 労働時間が少ない
ニンジンやトマトなど、他の野菜も当てはめることができるため、ぜひ確認してみてくださいね。
①希少価値が高い・付加価値をつけやすい
ビーツやコールラビ、カーボネロなど、流通量が少なく珍しい野菜やハーブは必然的に単価が高くなります。自社のブランド化がしやすく、少量栽培でも十分な利益が見込めます。
時期・地域によって生産量が変動する野菜もおすすめで、需要が高まるタイミングで出荷できれば高く売ることが可能となります。
②経費が安く済む
農業収入をアップさせるためには、売上を伸ばすだけではなく、費用を抑えることにも注力しなければなりません。
なるべく少ない費用でより大きな売上をうみ、利益を最大化できるように意識していきましょう。
農業での主な費用
- 労働時間
- 農機具
- ビニールハウス等の設備
- 肥料や農薬
- 種や稲
③労働時間が少ない
手間をかけなくてもよく育ってくれる野菜は大変儲かります。上のランキングで紹介したキャベツやサトイモ、レンコンなどはその最たる例です。
たとえ、いくら単価が高い野菜を育てていても、常に農作業をしていては収入を高めることはできません。労力は減らしつつも売上を伸ばしていくことが、農業を長く続けるこつです。
野菜を高く売るためのコツ・方法
野菜で儲けるには、野菜を高く売る工夫をするのも1つの手です。ここでは、野菜を高く売るためのコツを3つご紹介します。
野菜を高く売るためのコツ
- 販路を複数確保する
- 自社ブランドをつくる
- 野菜の包装パッケージを改善する
①販路を複数確保する
1つ目は、野菜を販売する流通経路を増やすということです。農産物直売所やECサイトなどのインターネット販売を通じて売上を伸ばすことが期待できます。
価格を自分で決められたり、農協(JA)には出荷できないような規格外の野菜をセットで売ることができたりと、販路を開拓するメリットはさまざまあります。
販路についてはこちらの記事もおすすめ
②自社ブランドをつくる
2つ目は、自社のブランドをつくるということです。「〇〇農家、△△ファーム」などのブランドを作って販売すれば個人のお客さんも付きやすくなり、直接コミュニケーションをとることができるようになります。
③野菜の包装パッケージを改善する
3つ目は、野菜の包装パッケージを改善し、魅力的な包装を施すことです。野菜をお客さんのもとに届けるには、野菜だけではなく野菜を包むパッケージデザインにも注力しなければなりません。
鮮度、見た目をともに良くするためにも、魅力的なパッケージは欠かせないのです。
野菜の包装パッケージについてはこちらの記事もおすすめ
まとめ
この記事では、儲かる野菜を5つ、ランキング形式で紹介しました。野菜を高く売るためのコツなども解説しているので、新規就農を考えている方だけではなく、現在農家として農業を頑張っていらっしゃる方もぜひ参考にしてみてくださいね。
野菜を高く売るためのコツ
- 1位:ミニトマト
- 2位:キャベツ
- 3位:レタス
- 4位:サトイモ
- 5位:レンコン
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