おいしい野菜の包装パッケージはおしゃれにした方がいいの?
丁寧な梱包だけでは足りない?
結論から言うと、野菜をたくさん売りたいのならパッケージに力を入れた方がよいでしょう。しかし、過度に凝ったデザインを目指す必要はありません。
野菜を安全に包み、より良く見せるためのパッケージデザイン。直売所での販売やインターネット販売の流行をうけて、その重要性は高まっています。
そこで本記事では、野菜をもっと売れやすくする、パッケージデザインのポイントを解説していきます。
売上トップの農家はパッケージに工夫をしている
売上を伸ばしている農家の方は、ちょっとした工夫も欠かしません。例えば野菜の包装パッケージ。パッケージにこだわっている野菜を見ると、お客さんはこう思います。
「丁寧に梱包されているな」→「丁寧に栽培しているんだろうな」→「この人が作った野菜ならきっと美味しいかも」
パッケージにこだわることが野菜栽培の好印象につながり、手に取って購入する理由になります。
実際に、売上トップを占める生産者さんの9割以上の方が、パッケージに何かしら工夫をされていますよ。
【やりがち】売れないパッケージの特徴4選
まず、ここではよくある「すこし残念」なパッケージの特徴を紹介します。
売れない野菜のパッケージの特徴
- 農家の似顔絵が入っている
- 育て方のこだわりが袋の表面に長い文章で書かれている
- 自分で考えたロゴが目立っている
- やたらにカラフル
総じて、売れない野菜の典型パッケージデザインに共通しているのは、上記4つの情報をすべて詰め込んでしまい、肝心の野菜が見えにくい袋になってしまっているのです。
売れるパッケージとは?
「売れる野菜」のパッケージデザインにはどんな特徴があるのでしょうか。答えは、「シンプルで野菜の状態がよく見える」パッケージデザインが正解ということになります。
それはなぜなのでしょうか。ヒントは消費者の心理にあります。
野菜を購入する消費者の多くは
値段をみる→手にとる→鮮度を調べる→産地を調べる
という手順を経て、安心・納得して買い物カゴに商品を入れています。
ここで購入の決め手となるくらいに重要な情報は、「野菜の鮮度」です。ブランド野菜などの例外はあるにせよ、「売れる野菜」の条件は、鮮度をいかにアピールできるかということにあります。
このようにみていくと、「売れる野菜」と「売れない野菜」は、すでに包装資材(パッケージ)のデザインで勝負がついていることになります。
「おしゃれ」でも売れるとは限らない
パッケージデザインがカラフルだったり、生産者の似顔絵が貼ってあったりと、デザイン性に優れたパッケージが増えてきています。
確かに、おしゃれなパッケージは見ていて楽しい気持ちにさせてくれますが、たくさん売れるようになるとは限りません。なぜなら、余計な情報でごちゃごちゃしているせいで「野菜の鮮度」や「生産者の田舎臭さ」が伝わらなくなってしまうためです。
お客さんが本当に求めているのはパッケージの洗練度ではありません。お客さんが欲しいと思うポイントはどこにあるのか、しっかり確認していきましょう
お客さんが求めているものを確認しよう
お客さんが野菜に求めるもの。それは「おいしさ・新鮮さ・安全」です。したがって、理想の農家像は、田んぼの中で土にまみれて一生懸命栽培に励む「オヤジ」ではないでしょうか。
カラフルで洗練されたイメージではなく、シンプルでわかりやすい包装が売れやすいのはこのためです。
そこで野菜のパッケージデザインは、
- 田舎臭さ
- 懐かしさ
- 温かさ
- オヤジ感
がイメージされた、親しみやすいパッケージデザインをおすすめします。
まとめ
この記事では野菜をもっと売れやすくする、パッケージデザインのポイントを解説しました。
- 野菜をたくさん売るにはパッケージの工夫が欠かせない
- 「おしゃれ」なパッケージが売れるとは限らない
- お客さんに「おいしさ・鮮度・安全」が伝わるようなパッケージをつくろう
第一包装資材株式会社は、「売れない野菜」を「売れる野菜」に変えるために、これまで数多くのお客様にパッケージデザインをご提案してまいりました。
「市販のポリ袋に野菜を入れて販売している」「どんなパッケージデザインにするべきか迷っている」という方は、ぜひ一度、お気軽にお問い合わせください。
親身にお話を伺い、最適なアドバイスをいたします。
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