内容物の保護や運搬、装飾のために欠かせない包装資材。業者の方となると注文数も多くなるため、誤ったチョイスは避けたいものです。
そこで本記事では、包装資材(パッケージ)を作り続けて45年の第一包装資材が、包装資材の概要や種類、用途について説明します。
包装資材を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
包装資材とは
包装資材とは、内容物の保護、運搬、装飾に使われる資材のこと。実に多くの形態・種類があり、用途に合わせたチョイスが欠かせません。包装資材はあらゆる場面で使われていますが、機能で分類すると、モノを輸送・保管するための工業包装と、商品の販売促進に効果をもつ消費者包装の2種類に分けられます。
工業包装
工業包装は、モノの輸送・保管を目的として使われる包装資材。内容物を守ることを最優先とし、機能はコストダウン、物理強度が求められます。
包装材料には主に段ボール、木箱、ドラム缶などが使われます。
包装に際して、緻密さが求められており、内容物の形状、大きさ、常態、比重、重さ、品質、等級などの特性を充分に把握することが必要です。工業包装技能士という国家資格もあるほど。
消費者包装
消費者包装は、主に消費者の手元に届けるときに使われる包装資材。私たちが普段パッケージと呼んでいるもので、商品の魅力を引き出し、価値を高めてくれる効果があります。
包装材料は主に金属缶、ガラス、カートン、プラスチック容器などがあります。
内容物の保存はもちろん、衛生面や利便性、環境面への配慮が欠かせません。
包装資材の種類
消費者包装の包装資材は主に紙、段ボール、ビニールの3種類が使われています。それぞれ詳しく説明します。
ガラスや金属など、容器に使われる包装資材などについてはこちらの記事も併せてお読みください。
①紙
紙は安価で加工がしやすく、日常のあらゆる場面で使われています。外包装、内包装、緩衝材など、さまざまな活用方法があり、印刷がしやすいというのも大きなメリットです。
主な用途
- カートン
- 封筒袋
- 和菓子の包装
- 牛乳パック
- 日用雑貨
紙は便利なだけでなく、環境にも優しい包装資材として現在注目を集めています。
②段ボール
段ボールは最も一般的な包装資材で、主にモノの梱包、保存、発送の際に使われています。軽くて丈夫という特徴があり、単価が安いため、業者の方にとっては欠かせない存在です。
厚みの種類やサイズが豊富にあり、内容物や目的に合わせたチョイスが必要です。
段ボールについて、詳しくはこちらの記事をお読みください。
③ビニール
ビニールは、自由な加工ができ、保存性の高い包装資材です。機能として遮断性が特徴で、気体、液体、ガスなどを内と外で遮断することができます。
印刷適性も高く、野菜や果物、お菓子などの食品パッケージや、雑貨のパッケージなどにもよく使用されています。
包装資材として使われるビニールは主に4種類あり、特徴、用途は異なります。ビニールについて、詳しくはこちらの記事をお読みください。
包装資材の使い道
包装資材の使い道として、消費者包装の例をいくつかご紹介します。
包装資材の主な用途
- 発送用段ボール
- 雑貨入れ
- 野菜袋
- お菓子の包装
発送用段ボール
モノはほとんどが段ボールに梱包された状態で発送されます。プチプチとよんでいるビニールや、紙パッキンと呼ばれる緩衝材もまた、包装資材に含まれます。
段ボールは表面に印刷でき、商品や会社の情報を載せることが可能です。流通の管理がしやすいだけでなく、人の目につくため広告媒体としても活用することもできます。
雑貨入れ
雑貨入れの包装資材は紙あるいはビニールが使われていることがほとんど。軽いモノを梱包する場合やデザインに優れたものにしたい場合は紙、保存性を高めたい場合にはビニールといった使い分けが可能です。
野菜袋
野菜・果物の包装には、ビニールの活用が欠かせません。密封した容器で生鮮食品を外部から守ります。
野菜はそれぞれに大きな違いがないため、パッケージのデザインで差をつけることも重要です。鮮度良く、美味しく映るようなパッケージを作っていきましょう。
お菓子の包装
お菓子は青果のようにそのまま持ち運びしたり、棚に陳列できないため、袋などに包んで保存・運搬する必要があります。
包装資材は主に紙やビニールが用いられ、保存はもちろん、魅力的なデザイン等でお客さんの目を引きます。パッケージを見て購入を決める「パケ買い」はお菓子類で起こりやすいとされており、パッケージの重要度は高いと言えます。
包装資材のデザイン例をご紹介
ここでは、実際に私たち第一包装資材が手がけたデザインをご紹介します。ビニールを使った包装資材(パッケージ)の参考にしてみてくださいね。
第一包装資材が実際に手がけたデザイン①
第一包装資材が実際に手がけたデザイン②
第一包装資材が実際に手がけたデザイン③
第一包装資材が実際に手がけたデザイン④
第一包装資材が実際に手がけたデザイン⑤
▶その他の制作実績をみてみるまとめ
この記事では、包装資材の概要や種類、用途について解説しました。内容物を良い状態で保存するという目的は共通ですが、やはり素材によって用途は変わってきます。
見た目を変えてお客さんに手に取ってもらうように工夫したり、キャラクターを作って長く覚えてもらえるようにブランディングしたり、これらは全て包装資材(パッケージ)でできることです。
包装資材について正しい知識を身につけ、無駄のない資材選びを進めるとともに、今後できるパッケージの工夫も考えていきましょう。
包装資材についてはなんでもご相談ください
第一包装資材では海鮮や野菜、お菓子など、ジャンルを問わず、さまざまな包装パッケージを制作してまいりました。使う素材やパッケージのデザイン、包装の作り方など、包装資材についてはなんでも気軽にご相談ください。
第一包装資材が手がけたデザイン
野菜・果物・お菓子・海産物など、それぞれの商品にはそれぞれに合ったデザインがあります。
どんなデザインが良いのかわからない。そんな方は、ぜひ一度お問い合わせください。現在お使いのパッケージの問題点の聞き取りと改善案をご提案しながら、売上アップに貢献いたします。
新規製品の場合はお客様に伝えたい製品特徴と保存方法、流通方法をお聞きし、最適なパッケージをご提案します。「現在使っているデザインをそのまま使いたい」等のご希望も多くお受けしております。
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