段ボールはもっとも一般的な包装資材。商品をまとめて送ったり、ネットショッピングで購入・販売する際など、さまざまなシーンで使われています。
種類やサイズが豊富にあるのが特徴で、梱包する商品を保護するためにも、目的や用途に合わせたチョイスが必要です。
そこで今回は、包装資材としての段ボールを使うメリットやデメリット、さらにどのような種類があるのか詳しく解説します。
梱包したい商品、費用などを確認しながら、適切なタイプのものを見つけてみてくださいね。
段ボールを梱包資材に使うときの5つのメリット
段ボールを使うメリットは大きく5つあります。
- 軽くて丈夫
- 単価が安く、コストを抑えられる
- 畳めるので収納に便利
- リサイクルしやすく、環境に優しい
- 印刷でき、流通管理がしやすい
それぞれ具体的に説明していきましょう。
①軽くて丈夫
段ボールは軽くて丈夫。高い耐久性が持ち味で、重いものを梱包するときにも役立ちます。サイズや種類の変更も簡単で、管理が楽に行えます。
②単価が安く、コストを抑えられる
段ボールは1枚あたりの単価が安く、コストを抑えることができます。配送1回あたりの費用を抑えることで、高い利益率を確保できるので業者の方にとっては欠かせません。
③畳めるので収納に便利
段ボールは折り畳み式のものが多く、使わないときには畳んで置いておけるのも大きなメリットの一つ。保管や収納場所には困りません。
④リサイクルしやすく、環境に優しい
段ボールのリサイクル率は9割超と言われています。素材は天然素材(パルプ)でつくられているため、廃棄されたとしても分解がすすみ、土に戻ります。
⑤印刷でき、流通管理がしやすい
段ボールは表面に印刷でき、商品や会社の情報を載せることが可能です。流通の管理がしやすいだけでなく、人の目につくため広告媒体としても活用することができます。
段ボールを梱包資材に使うときのデメリット
段ボールはクッション性に乏しく、ワレモノや貴重品を梱包する際には注意が必要です。梱包の際は紙やビニールの緩衝材を敷き詰めるようにしましょう。
また、水ぬれに弱いこと、方向によって強度に差があることもデメリットとしてあげられます。
段ボールの種類
段ボールの種類は、形状、厚みによって分類されます。ここでは、一般的に使用されるタイプのものをご紹介します。
段ボールの主な形状
A式(みかん箱)
一般的な段ボールの代名詞。宅配便や引っ越し、業者の物流にはほとんどA式の段ボールが使われています。シンプルかつ安価で、取り扱いも楽。みかん箱タイプともいわれています。
B式(差し込み型)
蓋を差し込むタイプの段ボールです。組み立てが簡単で、軽い物を梱包するときなどに使われます。
N式(折り込み型)
身と蓋とが一体になっていることが特徴で、書類やCDなどの梱包に使われます。ネコポスやゆうパケットなど、メール便での梱包・発送で活躍します。
段ボールの厚み
段ボールは波の高さを「フルート」といい、その高さによって用途が区別されます。ここでは基本的な4つのタイプをご紹介します。
Aフルート
段が高く、柔らかいタイプになります。箱の積み上げに強く、外包装や保管用として幅広く使われています。
Bフルート
段が低く、衝撃に強いです。軽い物の発送に多く使われており、印刷を施しているものも多くみられます。
Wフルート(ABフルート)
Aフルート(5mm)とBフルート(3mm)を貼り合わせたものです。強度があり、重いものや海外への発送によく使われています。
Eフルート
ギフトや個包装によく使われています。薄くて強度が低いため、発送用の箱としては向いていません。
農産物を梱包・発送する時におすすめの包装資材
野菜や果物などの農産物を梱包・発送するなら、「A式の形状・Aフルート」タイプの段ボールを用意することをおすすめします。一度に詰めれる量が多く、安価で安全にたくさんの作物を届けることができます。
野菜や果物を梱包したら、次は発送。発送は基本的に冷蔵便がおすすめです。発送料は追加で必要ですが、おいしい作物を腐らせることなく、安全に届けることが可能です。農家の方であれば、業者割引が適用できるため、地域の発送業者に一度問い合わせてみることをおすすめします。
野菜の梱包について、詳しくはこちらの記事をお読みください。
まとめ
この記事では、包装資材としての段ボールについて解説しました。みかん箱タイプのものから折り込みタイプのものまで、さまざまな用途に合わせたチョイスが可能です。厚みも幅広くあり、コスト面を考えながらピッタリのものを探してみてくださいね。
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第一包装資材では段ボールの包装資材だけでなく、プラスチックを中心としたさまざまな包装パッケージを提案してまいりました。
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