「これから農業を始めたい!」という方は、まずは基本的な農業の種類について整理することをおすすめします。
これからご紹介する「耕種農業」(こうしゅのうぎょう)は、お米・穀物・野菜・果物・お花といった植物を育てる農業です。
もう少し広くみると、きのこ・たばこも耕種農業の仲間ですので、選択肢が多く、楽しみがあります。
【内容まとめ】
- 広大な畑で大量栽培する畑作は、機械化のおかげで女性もチャレンジしやすい
- 旬の野菜を育てたいなら露地栽培
- 初期投資はかかるがビニールハウス栽培なら季節や気候に左右されづらい
- 年に一度の収穫で農繁期と農閑期のメリハリがある果樹栽培
- 稲作はネットで販路を拡大できる
- 個人レベルで栽培・販売できる花き栽培
広大な畑でたくさんの作物を育てる「畑作」
マメ・イモ・小麦など、広大な畑を使って大量栽培をしたいなら畑作がおすすめ。現代の畑作農業は性能のいい機械を導入して生産効率を上げることができるため、女性の方でも安心してチャレンジすることができますよ。
同じ農地で同じ作物を生産し続けると、「連作障害」という生育不良が起こってしまうリスクがあるため、他の作物を順番に育てる「輪作」の手法をとるのが一般的です。一種類にこだわることなく、さまざまな農産物の栽培ができるのも畑作の魅力だといえるでしょう。
畑作で育てる作物
- 穀類
- ジャガイモ
- サツマイモ
- トウモロコシ
- 豆類
寒冷地ならではの強みも活かせる「露地栽培」
「大規模機械農業よりも旬の野菜の栽培をしたい」という方は、大根・キャベツ・トマトなどを育てる露地栽培に挑戦してみましょう。採れたてを丸かじりして自然の恵みを堪能できるのも、露地栽培の魅力です。
土地や気候の性質によって選択肢が変わることもあります。比較的寒い地域に住んでいる方は、根菜(大根・ニンジンなど)や葉物(キャベツ・レタスなど)の栽培がぴったり。
温暖な地域ならば、高温に強く寒さに弱いトマトやキュウリがおすすめです。
露地栽培は、ビニールハウスを設置するコストがゼロで済むというメリットがあります。ノウハウや方法論を確立していない農業未経験の方でもチャレンジしやすいため、いきなりビニールハウス栽培を始めるのではなく、まずは露地栽培からスタートしてみてはいかがでしょうか。
露地栽培で育てる作物
- ダイコン
- ニンジン
- キャベツ
- レタス
長期的に農業するなら「施設栽培」
露地栽培とは異なり、季節や気候に左右されないで“人工的に旬をつくりだす”ことができるのは、施設栽培(ビニールハウス栽培)の強みです。寒冷地でもトマトやきゅうりを栽培可能ですので、より可能性が広がります。
ただし、ビニールハウスは建設のための初期投資がかかってしまいますので、農業の初心者の方にはいくぶんハードルが高いといえるでしょう。
ビニールハウス栽培で育てる作物
- トマト
- ミニトマト
- キュウリ
- イチゴ
一年に一度の収穫で仕事にメリハリのある「果樹栽培」
「フルーツが大好き」「品種研究をしてゆくゆくはオリジナルブランドをつくりたい」という方、またあるいは「忙しい時期(農繁期)と暇な時期(農閑期)が分かりやすいサイクルで仕事がしたい」という方は、一年に一度の収穫を行う果樹栽培がおすすめです。
木の病気や害虫の対策に力を入れなければなりませんが、農閑期には品種研究をしてさらに美味しいフルーツづくりを行うことができます。果物は加工品にして付加価値を与えられるため、何かとビジネスチャンスの多い世界だといえるでしょう。
インターネットでの販路拡大も狙える「稲作」
日本で栽培されているお米が、現在何種類あるかをご存じですか?その数なんと900超!
風土や気候はもちろんのこと、近年では生産者のパーソナリティに至るまで、さまざまな方法でブランディングが行われています。
稲作と聞くと水田をイメージしがちですが、畑で稲を育てる陸稲(りくとう)も存在します。土づくり、苗づくり、田おこし、田うえ、収穫など……稲作は一年を通してやらなければならないことがたくさん。「一年中農業と関わっていたい」という情熱のある方におすすめですよ。
今日ではネット通販でお米を販売するのが当たり前になったため、ブランディングや広告戦略次第で、一躍大ヒットするお米を作ることができるかもしれません。
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自宅の庭でもチャレンジできる「花き栽培」
農業は食べ物だけではありません。観賞用のお花を育てて販売するのも、立派な農業です。これを一般的には「花き栽培」(かきさいばい)といいます。観賞用、贈り物用、冠婚葬祭用、施設用など……どんなお花を栽培するかは、あなた次第です。
ただし、花き栽培はビニールハウス栽培と同じく、設備投資費用が負担となります。近年はネット販路も拡充しているため、個人向けにお花を販売することも容易になりました。「まずは小規模で栽培して販売してみたい」という方は、自宅のお庭でチャレンジしてみるといいかもしれません。
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まとめ
この記事では、農業の種類を6つご紹介しました。どれぐらい農作業しなければいけないのか、初期費用がどれだけかかるかなどを検討しながら、ご自身にあった方法を選んでみてくださいね。
- 広大な畑で大量栽培する畑作は、機械化のおかげで女性もチャレンジしやすい
- 旬の野菜を育てたいなら露地栽培
- 初期投資はかかるがビニールハウス栽培なら季節や気候に左右されづらい
- 年に一度の収穫で農繁期と農閑期のメリハリがある果樹栽培
- 稲作はネットで販路を拡大できる
- 個人レベルで栽培・販売できる花き栽培
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