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梱包と包装の違いをわかりやすく解説します。

梱包と包装の違いをわかりやすく解説します。

よく聞く「梱包」「包装」というキーワード。どちらも同じような意味で使われていることが多いと思います。

確かに、意味としては非常に近いのですが、厳密には少し内容が異なるのです。

本記事では、「梱包」「包装」が指す意味の違いを、事例を交えながら解説していきます。

梱包と包装の違い

「梱包」と「包装」はよく似た概念ではあるものの、示される意味が若干異なります。

梱包は「物品の輸送や保管を目的として包むこと」を指し、包装は「目的を持って物品を包むための作業や材料、包んだ状態」のことを指しています。

包装は物を包むための材料や包むという作業、包んでいる状態を示しているのに対し、梱包は輸送や保管のために「包む」ということに焦点が当てられています。

つまり、「包装」という大きな括りの中に、「梱包(≒工業包装・輸送包装)」が含まれているということになります。

ちなみに包装には、①商業包装(お客さんに手に取ってもらうための包装)と②工業包装(物品の輸送や保管を目的とした包装)の2種類があり、梱包は②工業包装に含まれます。

それぞれ目的が大きく異なるため、一括りに「包装」と言っても、見た目や仕様、求められる機能は明確に区別されます。

商業包装と工業包装の違いについては、詳しくはこちらの記事もおすすめです。

包装・梱包資材の例

包装・梱包資材の例は以下のようなものがあります。
  • フレキシブル包装(軟包装)
  • MA包装
  • 段ボール
  • ペットボトル
  • ガス置換包装

フレキシブル包装(軟包装)

フレキシブル包装とは、プラスチックフィルムなどの薄くて柔らかい素材を使用した包装のことを指します。ビニールを使った包装資材はほとんどこれに含まれ、別名、軟包装とも言います。

紙は、工業包装から商業包装まで、幅広い範囲で取り入れられている包装資材です。包装用紙や白板紙、和紙やラミネート加工紙など、さまざまな種類があり、デザインの幅が広いことも特徴です。

リサイクルしやすく環境に優しいという点から、近年さらに注目を集めています。

段ボール

段ボールは、主に輸送や保管を目的とした工業包装(梱包)に使われています。コストの低さや耐久性の高さから多くの場面で活躍しており、現在では最も身近な梱包材です。

ペットボトル

ペットボトルの主原料であるPET(ポリエチレンテレフタレート)は透明性・密封性・耐熱性に優れた素材です。

ペットボトルは商業包装の代表例であり、今ではなくてはならない包装資材のひとつです。

まとめ

この記事では、梱包と包装の違いを解説しました。まとめると以下の通りです。

「包装」という大きな括りの中に、「梱包」が含まれている。
  • 梱包・・・輸送や保管のために包装を施すこと
  • 包装・・・梱包を含め、包装の素材や包むという作業、包装されている状態のこと

包装資材についてはなんでもご相談ください

第一包装資材では海鮮や野菜、お菓子など、ジャンルを問わず、さまざまな包装パッケージを制作してまいりました。使う素材やパッケージのデザイン、包装の作り方など、包装資材についてはなんでも気軽にご相談ください。

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