購入の決め手となる商品のパッケージ。商品が「おいしいもの、安全なもの」とわかっていたとしても、パッケージデザインが微妙だと手に取ってもらえる可能性は大きく下がってしまいます。
そこでこの記事では、売れるパッケージデザインをつくるために知っておきたいことを解説します。
- 良い商品はできたけど、パッケージをどうデザインしたら良いのかわからない。
- パッケージの重要性はわかるけど、どこを工夫したら良いのかわからない。
- パッケージデザインのポイントを知りたい。
- 売れる・売れているデザイン例が気になる。
このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ読んでみてください。自分でデザインする際の参考にもなると思います。
パッケージデザインの重要性
スーパーやコンビニ、百貨店など世界中のあらゆるお店で、あらゆる商品が販売されていますよね。
お店に入ってまず目に飛び込んでくるのは売り物のパッケージ。実際のところ、商品よりも商品のパッケージが目に入っている場合が多いです。
そのため、商品のイメージが良いものになるのか、悪いものになるのかは、パッケージのデザイン次第といっても過言ではありません。
また、パッケージは中身の商品を安全に保存・保護するなどの役割も担っています。
実は、生鮮食品(野菜、果物、魚)を除き、包装をせず中身だけを販売することはできません。食品の衛生を保つには、パッケージが不可欠であるためです。
- 商品の情報を伝える
- 消費者の購買意欲を高める
- ブランド価値を伝える・高める
- 中身を安全に保存・保護
良いパッケージを作っていくことも、良い商品をつくることと同じくらい大切です。
パッケージをデザインする際に押さえておきたいポイント
パッケージのデザインは商品の顔。他の商品と差別化していくためにも工夫が必要です。
ここでは、想定するターゲットに”刺さる”ような魅力的なパッケージを作るために、押さえておきたいポイントを解説します。
わかりやすさ・単純明快さ
小さいと思われがちなパッケージですが、盛り込める情報量は意外と多いです。そのため、商品の魅力を伝えようとあれこれと載せてしまいそうですが、それは適切ではありません。
なぜなら、情報量が多いと主張したいことが伝わらなくなってしまうからです。何が言いたいのか、この商品が何なのかが伝わらないと、消費者は疲れて諦めてしまいます。
消費者は、たくさん並んでいる商品のなかから選ばなければなりません。脳に負担感が少ないような、わかりやすくて独自性のあるような内容になるよう尽力しましょう。
色から連想されるイメージ・ターゲットの違い
カラーマーケティングは非常に重要です。色の好みは人それぞれですが、特定の色から連想される感情やイメージは共通しています。
上手にカラーを扱うことができれば、消費者の感情を動かし、直感で選んでもらえる可能性が高くなります。流行カラーの取り入れも、売上の増加に一役買ってくれるかもしれませんよ。
- 20,30代:カラフルな色合いを好む
- 40,50代:落ち着いた色合いを好む
- 赤:温かいもの、辛いもの
- 青:冷たいもの、水分など
- 深い緑:自然由来、安心、オーガニック
- 黄緑:奇抜さ、人工的
パッケージの素材感
パッケージにも様々な素材感があると思います。例えば「さらさら」「ザラザラ」「ピカピカ」「しっとり」「マット」など。
高級品であれば黒×マットにするなど、商品イメージと合ったものにすることで、商品の価値を高めて伝えることができるようになります。
一目見ていいなと思った商品を手に取ったときに、期待感が得られるような素材感だった場合、それが購入の決め手となるのです。
環境に配慮しているかどうか
環境問題が大きく取り上げられている現在、パッケージも環境に配慮しているものを選ぶことが非常に重要です。
特にZ世代と呼ばれる若い世代(20~30代)は環境問題に対して敏感で、彼らの好感を得ることができれば、今後の売上に期待できるかもしれません。
また、環境に対する取り組みを行っていることは、企業のブランドイメージの育成にも繋がります。ブランドイメージが育ってくると、商品を継続的に選んでもらえる可能性が高まるでしょう。
どんなパッケージが売れているのか
実際にどんなパッケージデザインが売れるのか、例として参考になるものをまとめてみました。
日本のコンテストの受賞作品を覗いてみる
こちらのサイトでは、「日本パッケージデザイン大賞」を見ることができ、いち早くトレンドを知ることができます。
審査をデザイナーや包装メーカーなどのパッケージデザイン関係者が行うことで、商品の理解しやすさや使用されている材料、環境への取り組みなど複合的な要因を元に大賞が選ばれています。
スーパーをぶらぶらしてみる
意外と盲点なのが、身近にあるスーパー。多くのスーパーで取り扱っている商品は全国的にも売れているものが多く、そのデザインは広く認知されているものがほとんどです。
そんな売れている商品のデザインを見て、手に取ってみることで、色の使い方や素材感などの勉強になるはず。価格帯の違うスーパーを渡り歩いてみるのも、デザインの違いに気づくきっかけになるかもしれません。
パッケージデザインの会社に相談してみる
パッケージのデザインにお悩みでしたら、その道のプロに相談してみることも検討してみましょう。様々なクライアントの悩みを解決してきたノウハウで、あなたの悩み・希望に寄り添ったデザインをしてくれます。
自分でデザインする際にも、何かヒント・コツが得られるかもしれません。
第一包装資材は包装パッケージのデザインを通じて売り上げ改善に貢献します
第一包装資材は、これまで数多くのパッケージデザインをご提案してまいりました。
農産物や水産品はもちろん、お菓子をはじめとする加工食品のデザインも得意としています。
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